なんり小児科クリニック

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帯状疱疹(たいじょうほうしん)


【 帯状疱疹とは? 】


 帯状疱疹は、水ぼうそうと同じ “水痘・帯状疱疹ウイルス” によって発症します。このウイルスは、水ぼうそうに感染し治癒したあとの体内に残り、神経節と呼ばれる神経細胞のかたまりの中に忍者のように潜んでいます。そして何かのきっかけで体の抵抗力が落ちてくると、このウイルスが目覚めて増殖を始め、神経を伝わって帯状疱疹を発症させます。
他人からうつされる病気ではありません。



【 発症のきっかけは? 】
体の抵抗力の低下(疲労・加齢・外傷・ステロイドなどの免疫抑制剤治療後等)
 


【 症状は? 】
チクチクする痛みから始まり、その部分の皮膚が赤くなって小さな水疱が密集し、帯状になります。水疱は通常、脊髄を中心に左右どちらか片側の神経の走行に沿って発生する特徴があります。胸から背中、腹部によくみられますが、その他にも顔や頭、手足などいろいろなところにできます。
この病気は神経を伝わって皮膚に発症するため、痛みがひどいのが特徴です。水疱は水ぼうそうと同じようにやがて黒褐色のかさぶたとなって痛みも軽くなり、約3~4週間で治癒します。しかし、時に痛みだけが残る“帯状疱疹後神経痛”という後遺症がみられることがあります。
★帯状疱疹後神経痛とは
小児では少なく、年配の人に多くみられます。皮膚の疱疹が治癒したあとも皮膚の表面および深部に痛みがあります。灼けるような痛み、刺すような痛み、電気が走るような痛み、締めつけるような痛みなど、痛みの程度は様々です。衣類が触れる、風が吹くなど、痛みとなり得ない刺激で生じる痛みを伴うこともあります。痛みがひどい人には神経ブロック療法(局所麻酔による神経の遮断)が用いられます。




【 治療は? 】
1.疱疹の治療:
抗ウイルス剤の早期投与が重要!(症状が軽く、後に残る皮膚や神経のダメージも軽くなる)
抗ウイルス剤は、ウイルスの増殖を防ぎ症状を抑えるので時間が経って使用すると効果が期待できない。抗ウイルス剤には内服・塗り薬・点滴があり、症状に応じて使用される。その他、神経の再生に必要なビタミンが投与されることもある。

2. 
痛みの治療:
鎮痛剤の使用 

3.全身の治療:
安静が第一!栄養と睡眠を十分にとり体力回復に努める。 




【 注意することは? 】


◆帯状疱疹になったら水ぼうそうにかかったことのない人との接触は避けましょう!
帯状疱疹は人からうつされる病気ではありませんが、水疱の中には大量のウイルスが入っています。
そのため、水ぼうそうにかかっていない人に感染すると、水ぼうそうを発症させます。

◆水疱は細菌感染を防ぐために破らないように保護し、入浴で皮膚を清潔に保ちましょう。


◆まれに髄膜炎や脳炎を起こすことがあります。
頭痛・高熱・首の痛み・物が二重に見えるなど、いずれかの症状があるときは速やかに受診しましょう。



【 予防は? 】
水痘ワクチンを接種し水ぼうそうにかからないことが、将来、帯状疱疹を発症しない唯一の予防法です。
◆水痘ワクチンは任意接種です。要予約!料金11000円 生後1歳から接種可能です。