なんり小児科クリニック

福岡市東区のなんり小児科クリニックの公式サイトです。【院長】南里月美

りんご病(伝染性紅斑)

【 りんご病ってどんな病気? 】

ほっぺがりんごのように紅くなる病気です。顔からはじまり、太ももや腕に赤い斑点やまだらなレース模様のような紅斑が出ます。少しかゆくなることもあります。まれに熱が出ますが、ほとんど出ません。

◆原因
ヒトパルボウィルスに感染することでかかります。

◆潜伏期間 ⇒約2週間 
頬が赤くなる13日前ごろから、発疹発現後3~4日後まで感染力があります。
※発疹が発現すると感染力がなくなると誤解されていますが、最近の研究で、発疹発現後3~4日はウィルスが喉や尿、便から排泄されていることが判明しました。

◆かかりやすい時期 ⇒冬~春にかけて流行

◆症状と特徴
熱は出ないことが多く、出ても37.5℃と低いことがほとんどです。
まずは頬が赤くなり、そのあとに腕や太ももに紅い発疹が出ます。

 

【 治療とケア 】

ウィルスが原因なので、特効薬はなく、対症療法が中心になります。 かゆみが強い場合は、かゆみ止めを使いながら、自然に治るのを待ちます。日光にあったりすると発疹がひどくなったり、合併症を起こす可能性があります。

※妊婦さんは注意!
妊娠中の人(特に妊娠初期)が感染するとお腹の赤ちゃんが、死産・流産する可能性があるので注意が必要です。