なんり小児科クリニック

福岡市東区のなんり小児科クリニックの公式サイトです。【院長】南里月美

なんり小児科ニュースレター2009年4月号

【インフルエンザが再流行しています!】

インフルエンザB型が流行しています!
全国的にもB型が増加傾向にあり、警戒が必要です。
A型に既にかかった方でも、ウイルスの構造が違う為、B型に感染する可能性があります。ご注意下さい。
 


 
【新型インフルエンザの状況は?】

新型インフルエンザの発生に関しては、現在のところまだ確認されていません
しかし、鳥インフルエンザが世界各地で発生し、鳥からの感染によるヒトの死者も出ている状況です。
その為、いつ新型インフルエンザが発生しても不思議ではなく、世界各国で警戒態勢が続いています。

公式発表に基づく鳥インフルエンザの世界分布(下図参照)によると、中国・ベトナム・インドネシア等のアジア、エジプトは死者も多く、要注意地域です。2009年3月11日現在、WHOは、ヒト症例が発生しているが、ヒトーヒト間の効率的で持続的な感染は認められていない段階(フェーズ3)と判断しており、特に渡航制限を勧告してはいませんが、旅行者に対して、養鶏場、生きた家禽を扱う市場などでの鳥との接触を避けるように勧告しています。春休みに海外旅行される方はご注意ください。

高病原性鳥インフルエンザの症状としては、発熱、咳等、ヒトの一般的なインフルエンザと似ていますが、致死率は60%以上と極めて高く、肺炎が主な死因となっています。潜伏期間は2~7日間と考えられますが、2週間以上の潜伏期を疑わせる事例も報告されています。もし旅先や帰国してから突然の高熱に見舞われたら、その旨伝えたうえで病院を受診して下さい。
 

【鳥インフルエンザの公式発表にもとづく分布(2003.10月以降~2009.3.24更新)】
 
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参照HP:福岡県保健環境研究所福岡県感染症情報・国立感染症研究所感染症情報センター・厚生労働省検疫所