なんり小児科クリニック

福岡市東区のなんり小児科クリニックの公式サイトです。【院長】南里月美

喘息の患者さんへの日常生活8つの注意点

1.アレルゲンに注意する。
部屋をこまめに掃除し、きれいに保ちましょう。
(喘息発作の誘因となるダニやほこりを取り除きましょう。)
カーペットの使用はできるだけ避けましょう。
ぬいぐるみを置くのはやめましょう。

2.タバコはやめる。
タバコの煙は、喘息発作の誘因となります。本人はもちろん、家族や周囲の方も禁煙しましょう。またアルコールも、喘息発作をおこすことがありますので、注意しましょう。

3.風邪をひかない。
外出から戻ったら、うがいなどをして風邪をひかないようにしましょう。また、アスピリンなどの解熱鎮痛剤で発作が起こることがあるので、注意しましょう。

4.ペットは飼わない。
ネコ・イヌのフケは、喘息発作の誘因となります。ペットは飼うのをやめましょう。

5.主治医の注意を守る。
主治医の注意を守り、吸入薬の使用や内服薬の服用は決められた時間にしましょう。
また主治医から指示があった場合は、喘息日記やPEF(ピークフロー)をきちんとつけましょう。

6.急激な温度変化は避ける。
冷房の効きすぎや寒い外に出ることによっても発作が起こります。急激な温度変化に注意し、衣服による調節を心がけましょう。

7.過労や睡眠不足を避け、規則正しい生活をする。
過労や睡眠不足を避け、十分な休養をとり、ストレスの少ない規則正しい生活を心がけましょう。

8.運動前に吸入剤で予防する。
運動、特にランニングなどで、喘息発作が誘発されることがあります。運動前に抗アレルギー薬またはβ刺激薬の吸入を用いて予防しましょう。


<引用文献>
制作:マルホ株式会社
監修:昭和大学医学部第一内科教授足立満